「海外旅行で使うeSIMは、どれを選べば良いんだろう?」
「Airaloは有名だけど、実際に問題なく使えるの?」
海外旅行の通信手段を調べていると、Airaloやトリファ、Nomad、Sailyなど、さまざまなeSIMが出てきます。
選択肢が多いのは有り難い一方で、料金やプランがそれぞれ異なり、初めて使う場合はどれを選べば良いのか迷いますよね。
私は、2025年から2026年にかけて、スペイン、イタリア、ドイツ、メキシコ、ペルーを旅行した際にAiraloを利用しました。
結論から言うと、5カ国のうちスペイン、イタリア、ドイツ、ペルーの4カ国では特に大きな問題なく利用できました。
一方で、メキシコのカンクンでは、滞在エリアで通信がほとんど使えないということもありました。
全ての国や地域で必ず快適に使えるとは言えませんが、
- 日本語で購入や設定ができる
- 日本にいるうちに準備できる
- 現地でSIMカードを探さなくて良い
- 旅行に十分なデータプランを比較的安く購入できる
という点から、私は今後も、海外旅行時のeSIMにはAiraloを最初の選択肢にすると思います。
この記事では、Airaloを海外4カ国で実際に使った感想と、購入・設定方法、使って分かったメリット・デメリットをまとめます。
あくまで一個人の利用経験ではありますが、海外旅行用のeSIMを探している方の参考になれば嬉しいです。
Airalo (エラロ) とは?
Airaloは、海外旅行先で利用できるeSIMをオンラインで購入できるサービスです。
世界200以上の国と地域に対応しており、渡航先の国だけで使えるローカルeSIMのほか、ヨーロッパやアジアなど複数の国で使えるリージョナルeSIM、世界各地で使えるグローバルeSIMも販売されています。
海外でスマートフォンを使う方法としては、
- 日本の携帯会社の海外ローミング
- 海外用のポケットWi-Fi
- 現地でSIMカードを購入
- 海外用のeSIMを購入
などがあります。
Airaloは、このうち「4. 海外用eSIMを購入」できるサービスです。
eSIMとは?
eSIMは、スマートフォンの中にあらかじめ組み込まれているデジタル形式のSIMです。
従来のSIMカードのように、小さなカードをスマートフォンに差し込んだり、現在使っているSIMカードを取り出したりする必要がありません。
オンラインでeSIMを購入し、スマートフォンにインストールすることで、旅行先の通信回線を利用できます。
ただし、全てのスマートフォンで使えるわけではありません。
Airaloを購入する前に、
- 利用するスマートフォンがeSIMに対応しているか
- スマートフォンにSIMロックがかかっていないか
を確認する必要があります。
データ容量と利用期間を選べる
Airaloでは、渡航先によって複数のプランが用意されています。
例えば、
- 1GB・7日間
- 3GB・30日間
- 5GB・30日間
- データ無制限
など、旅行期間や使い方に合わせて選べます。
ただし、販売されているデータ容量、利用期間、料金は国や時期によって異なります。
同じ国でも複数の種類のeSIMが販売されていることが多いので、自分の旅程にあったプランを選ぶのがオススメです。
私が海外旅行でAiraloを選んだ理由
海外用のeSIMには、Airalo以外にもさまざまなサービスがあります。
私は、Airalo、トリファなどの海外用のeSIM、そして普段使っているPovoの海外プランなどを比較し、その中から旅行先や必要なデータ量に合わせて選んだ結果として、Airaloを選ぶことが多かったです。
ここでは、私がAiraloを選んだ理由をまとめます。
Airaloを選んだ理由① 日本語に対応している
Airaloは、アプリや公式サイトが日本語表示に対応しています。
海外のサービスではありますが、プランの購入やeSIMの設定方法を日本語で確認できます。
eSIMの設定はスマートフォンの通信設定にも関わるため、初めて利用する際は、
「間違えて普段の回線で海外ローミングしてしまわないか」
「設定を間違えて現地で使えなかったらどうしよう」
と不安になると思います。
私も最初は設定を間違えないか不安だったので、日本語で手順を確認できることは、Airaloを選んだ大きな理由でした。
Airaloを選んだ理由② 日本にいる間に購入・設定できる
Airaloは、旅行に出発する前にオンラインで購入・インストールできます。
現地の空港でSIMカードを探したり、慣れない言語で店員さんにプランを確認したりする必要がありません。
日本にいる間に、
- 渡航先のeSIMを購入する
- スマートフォンにeSIMをインストールする
というところまで準備できます。あとは到着したら回線を切り替えるだけです。
空港に到着した直後は、ホテルまでの行き方を確認したり、配車アプリを使ったりすることも多いので、到着後すぐインターネットを使えるのは便利です。
eSIMによっては、インストールした時点で利用期間が始まるものもありますが、Airaloでは対象の国で最初に通信されてから利用期間が始まるので、安心です。
Airaloを選んだ理由③ 日本語対応のeSIMでは安いことが多かった
これがAiraloを採用した最も大きな理由です。
私が海外旅行用のeSIMを比較したタイミングでは、日本語で購入・設定できるサービスの中で、Airaloが安いことが多かったです。
特に、
- 旅行中はホテルのWi-Fiも利用する
- 外出中はGoogleマップや検索を中心に使う
- 動画は事前にダウンロードor旅行中はあまり見ない
という場合は、多くの場合で「無制限プラン」は不要です。
私が比較した際は、1日あたり数GB以内の利用を想定したプランだと、Airaloが最も安いことが多かったです。
一方で、デザリングをして複数人でデータをシェアする、出張なのでPC業務を行う、旅行中も動画をたくさんみたい、など、データ量を気にせず使いたい場合は、ほかのeSIMの無制限プランの方が安いことも多そうでした。
旅行先、旅行日数、必要なデータ量によって最安のサービスは変わるので、毎回比較してから購入するのが良いと思います。
Airaloの購入・設定方法
Airaloの購入から利用開始までの大まかな流れは、以下の通りです。
- eSIM対応端末か確認する
- Airaloのアプリをダウンロードする
- 渡航先とプランを選ぶ
- eSIMを購入する
- eSIMをスマートフォンにインストールする
- 現地到着後にモバイルデータ通信を切り替える
スマートフォンの機種やOSによって表示される画面は異なります。
実際に設定する際は、Airaloアプリ内に表示される、自分が購入したeSIM専用の手順に従ってください。
1.eSIM対応端末か確認する
まず、使用するスマートフォンがeSIMに対応しているかを確認します。
比較的新しいiPhoneやGoogle Pixel、Samsung GalaxyなどはeSIMに対応している機種が多いですが、同じ機種でも購入した国や携帯会社によって条件が異なることがあります。
また、端末がeSIMに対応していても、SIMロックがかかっているとAiraloを利用できません。
購入前に、Airalo公式サイトの対応端末一覧と、現在契約している携帯会社の情報を確認するのが安心です。
2.Airaloのアプリをダウンロードする
続いて、Airaloのアプリをダウンロードし、アカウントを作成します。
ウェブサイトからもeSIMを購入できますが、購入後の設定やデータ残量の確認を考えると、アプリを利用する方が分かりやすいと思います。
3.渡航先とプランを選ぶ
アプリで旅行先の国名を検索すると、利用できるeSIMが表示されます。
プランを選ぶ際は、以下を確認します。
- データ容量
- 有効期間
- 対応している通信会社
- 通信速度
- テザリングの可否
- 有効期間が始まるタイミング
- データ追加購入の可否
複数の国を旅行する場合は、それぞれの国のeSIMを購入するほか、複数国をカバーするリージョナルeSIMを購入する方法もあります。
例えば、ヨーロッパ内を周遊する場合は、国ごとに購入するより、ヨーロッパ向けのeSIMを一つ購入した方が楽なこともあります。
ただし、リージョナルeSIMが必ず最安とは限らないので、料金と期間、対応国を比較するのがオススメです。
私は、トランジットの国用にはSIMを購入しなかったときに、トランジットの空港で飛行機の遅延&飛行機内での待機となったことがあり、それ以来、基本的にトランジットの国でも使えるようにSIMを購入するようにしています。
飛行機内で待機になった際は、機内では空港のWiFiが使えませんでした。
さらに、振替便が翌日だったため、ホテルの手配などもしなければいけない状況でした。
幸い機内で使えるWiFiを購入することができたので、機内用のWiFiをまず購入し、その通信を使ってその国で使えるSIMを購入することに。(一人だったので、結構焦った思い出です)
最初は機内のWiFiが買えることにも気が付かず、一人で内心大焦りだったので、ケチらずに、最初からトランジット中も使えるプランにしておけば良かった…と後悔しました。
4.日本でeSIMを購入し、インストールする
利用するプランを決めたら、アプリ内で決済します。
購入後は、アプリの「マイeSIM」からインストールを進めます。
インストール方法は、ご自身のアプリあるいは公式HPをご確認ください。
https://www.airalo.com/ja/how-airalo-works
インストールには安定したインターネット接続が必要なので、日本の自宅など、Wi-Fiを利用できる場所で設定するのが安心です。
5.現地到着後に回線を切り替える
現地に到着したら、スマートフォンの設定画面から、モバイルデータ通信に利用する回線をAiraloへ切り替えます。
一般的には、
- AiraloのeSIM回線をオンにする
- モバイルデータ通信をAiraloに設定する
- Airalo側のデータローミングをオンにする
という設定を行います。
Airaloを海外5カ国で使った感想
私は、以下の5カ国でAiraloを利用しました。
- スペイン
- メキシコ
- ペルー
- イタリア
- ドイツ
私が利用した範囲では、スペイン、ペルー、イタリア、ドイツでは大きな問題なく使えました。
一方、メキシコのカンクンでは、滞在エリアによって通信状況がかなり悪く、ほとんど使えない場面もありました。
eSIMの通信品質は、国だけでなく、利用する現地通信会社や滞在エリア、建物の中か外かなどによっても変わります。
以下はあくまで、私が旅行した時点・場所での感想としてご覧ください。
スペインでは問題なく使えた
スペイン旅行では、バルセロナ、セビーリャに滞在しましたが、Airaloを特に問題なく利用できました。
旅行中に通信が使えず困った記憶はなく、通常の観光旅行に必要なインターネット環境としては十分でした。
ペルーでも問題なく使えた
ペルーでは、リマとクスコ、そしてマチュピチュで利用しました。
私が滞在した範囲では問題なく利用できました。
ただし、クスコからマチュピチュに移動する間の山間部は、ほとんど通信が使えないエリアがありました。私だけでなく、他の乗客も使えていないエリアでしたので、Airaloの問題ではないかと思います。
念の為、地図や通訳アプリはオフラインでも使えるようにしておくと安心です。
イタリア、ドイツでも問題なく使えた
イタリアのローマ、およびドイツのフランクフルトでも、Airaloは問題なく利用できました。
ドイツはトランジットのみでしたが、街を散策する時間がある旅程だったため、ヨーロッパ向けのリージョナルeSIMを使いました。
メキシコ・カンクンではほとんど使えなかった
メキシコのカンクンでは通信状況が良くありませんでした。
特に私が滞在したホテルゾーンでは、Airaloの通信がほとんど使えず、ホテルのWi-Fiに頼る場面が多かったです。
繋がっているように見えるのに、実際は何の通信もできないという状況でした。
他のeSIMを購入していた夫は使えていたので、Airaloが提携している通信会社の電波が悪いエリアと、滞在先がたまたま重なってしまったのかもしれません。
Airaloを使って感じたメリット
5カ国で実際に利用して、Airaloの良かった点をまとめます。
物理SIMを入れ替えなくて良い
eSIMなので、日本で使っているSIMカードを抜く必要がありません。
小さなSIMカードを旅行中に紛失する心配がなく、日本の電話番号を残したまま、データ通信だけAiraloを利用できます。
SMS認証などで日本の電話番号が必要になった場合にも、主回線を残しておけるのは便利です。
必要なデータ量だけ購入できる
旅行中は、ホテルのWi-Fiを利用できることも多いです。
出中に地図や検索を使う程度であれば、大容量や無制限のプランが必要ないこともあります。
Airaloは少量のデータプランを選べる渡航先が多く、必要な分だけ購入したい場合に使いやすいと感じました。
複数の国に対応している
Airaloは対応している国や地域が多いため、旅行のたびに別のサービスを探さず、同じアプリからeSIMを購入できます。
購入済みのeSIMやデータ残量もアプリから確認できるので、複数回利用する場合にも分かりやすいです。
Airaloを使って感じたデメリット・注意点
便利だった一方で、実際に使ってみて注意が必要だと感じた点もあります。
場所によっては通信が安定しない
カンクンで経験したように、渡航先や滞在エリアによっては通信が安定しない可能性があります。
Airaloというサービス自体に問題がなくても、利用する現地通信会社の電波が弱ければ快適には使えません。
山間部や郊外、建物の中などでは、都市部より通信が弱くなることも考えられます。
重要な予約情報や住所は、通信がなくても確認できるようにしておくのが安心です。
最初の設定に少し戸惑う
一度使い方を覚えれば難しくありませんが、初めてeSIMを使う際は、
- どちらの回線をオンにするのか
- モバイルデータ通信をどちらに設定するのか
- データローミングをオンにして良いのか
- 日本の回線に料金が発生しないか
など、少し分かりにくい部分があります。
設定画面はスマートフォンの機種やOSによっても異なるため、旅行当日に初めて設定するのではなく、日本にいる間に手順を確認しておくのがオススメです。
基本的にはデータ通信が中心
AiraloのeSIMは、多くのプランがデータ通信専用です。
通常の電話番号を使った通話やSMSには対応していないプランが多いので、購入前にプラン内容を確認してください。通話やSMSを含む商品もありますが、全ての渡航先で選べるわけではありません。
LINE、WhatsApp、FaceTimeなど、インターネット回線を利用した通話は、データ通信が繋がっていれば利用できます。
必ず最安とは限らない
私が比較した際はAiraloが安いことが多かったですが、旅行先やキャンペーンによっては、ほかのeSIMの方が安い場合もあります。
また、大容量プランや無制限プランでは、少量プランとは価格の優劣が変わることもあります。
毎回Airaloと決めてしまうのではなく、旅行ごとに2〜3社を比較するのが良いと思います。
通信量を気にせず使うならトリファも比較
旅行中に動画を見たり、SNSへ写真や動画を多く投稿したり、テザリングを使ったりする場合は、データ容量が少ないプランでは心配になると思います。
そのような場合は、Airaloだけでなく、トリファなどの無制限・大容量プランも比較するのがオススメです。
トリファは日本企業が運営しており、アプリ内でeSIMの購入から設定まで行えます。200以上の国と地域に対応し、日本人スタッフによるチャットサポートも案内されています。
私の使い分けとしては、
- データ使用量が少ない:Airalo
- 容量を気にせず使いたい:トリファなどの無制限プランも比較
- 複数国を周遊する:リージョナルプランを比較
という考え方が分かりやすいと思います。
ただし、Airaloにも無制限プランが用意されている渡航先があります。
「Airaloは少量プラン、トリファは無制限」と完全に分かれているわけではないので、旅行先の最新プランと料金を見比べて決めるのが良いでしょう。
Airaloがおすすめな人
実際に利用した経験から、Airaloは以下のような方にオススメです。
- 海外旅行でeSIMを初めて利用する方
- 日本語で購入・設定方法を確認したい方
- 出発前に通信手段を準備しておきたい方
- 現地でSIMカードを購入したくない方
- 外出中は地図や検索が中心の方
- 少量のデータを安く購入したい方
- 複数の旅行で同じeSIMアプリを利用したい方
特に、ホテルではWi-Fiを利用し、外出中だけデータ通信を使う方には、Airaloの少量プランが合いやすいと思います。
Airaloをあまりおすすめしない人
反対に、以下のような方は、ほかの通信手段も比較した方が良いと思います。
- 旅行中に大量の動画を見る方
- データ残量を気にせず使いたい方
- 常に安定した通信が必要な方
- 通常の電話番号で通話をしたい方
- eSIMに対応していない端末を使っている方
- スマートフォンの設定に強い不安がある方
- 複数人で一つの通信機器を共有したい方
家族やグループ旅行で複数人が通信を使う場合は、テザリング対応のeSIMか、ポケットWi-Fiも比較すると良いと思います。
まとめ:Airaloは少量のデータを手軽に使いたい方におすすめ
今回は、Airaloをスペイン、メキシコ、ペルー、イタリア、ドイツの5カ国で利用した感想と、購入・設定方法をまとめました。
私が利用した範囲では、
- スペイン:問題なく利用できた
- ペルー:問題なく利用できた
- イタリア・ドイツ:問題なく利用できた
- メキシコ・カンクン:ホテルゾーンではほとんど使えなかった
という結果でした。
カンクンでは通信状況に困ったものの、5カ国中4カ国では大きな問題なく使えたため、Airalo全体としては便利なサービスだと感じています。
特に、
- 日本語で設定したい
- 日本にいる間に準備したい
- 現地でSIMカードを探したくない
- 地図や検索を中心に使う
- 必要なデータ量だけ購入したい
という方には、使いやすいeSIMだと思います。
一方で、通信品質は渡航先や滞在エリアによって異なります。
旅行中にデータ通信が欠かせない場合は、最新の口コミや対応回線も確認し、必要に応じて別のeSIMやホテルのWi-Fiなど、予備の通信手段も考えておくと安心です。
旅行先と使い方によってAiralo、トリファ、その他のeSIMを比較し、自分に合ったプランを選んでみてください。
どなたかの海外旅行の準備に、少しでも役立つ情報になっていたら幸いです!
